2013.07.11

farinha de trigo tipo65(小麦粉65型)。

ポルトガルの粉のベタベタ感が気になって、加水率を調整しようと、久々に、パン作りに困った時に読むぱんだ的参考書『パン「こつ」の科学』を開きました。

パン「こつ」の科学―パン作りの疑問に答えるパン「こつ」の科学―パン作りの疑問に答える
(2009/10/06)
吉野 精一

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そこで、ヨーロッパと日本の小麦はタンパク質の含有量が、北米の小麦に比べて少ないという点が共通することがわかりました。
もうちょっと詳しく知りたくなったので、ヨーロッパの小麦粉について調べて見ることにしました。

初めに気になったのはこちらの記事「小麦粉の製品分類」
http://snailsstep.blog.fc2.com/blog-entry-69.html

実はポルトガルの小麦粉もtipo55やtipo65など番号がついていました。
何の分類かはイマイチわかってなかったのですが…。
フランスの小麦粉にt55やt65と付いてるけど、もしやポルトガルも同じEUやし基準や分類は一緒かもと気づきました。
そしてもうひとつ、この記事によると、もし、t65とtipo65が同等のものであれば、「江別製粉 ハードブレッド専用粉」で代用できるということが分かりました。
ポルトガルの小麦粉のストックが切れそうな、私にとってはかなり嬉しいことです。

フランスの小麦粉は含まれている灰分の量で分類されているので、ポルトガルの小麦粉についても同様かもと、GoogleChromeの翻訳機能を駆使して調べてみました。
「farinha de trigo tipo65」をとりあえずキーワードにポルトガル語で入力すると、検索結果が日本語で閲覧出来るので、お役立ちでした。
そこで見つけたのが、エヴォラ近辺にあるらしい食品メーカーの「よくある質問Q&A」と思われるこのページ。
http://www.abranches-f.com/FAQsFarinha.html
tipo55とtipo65の違いについて説明されています。

『小麦粉タイプ55、タイプ65とは別の小麦粉のよう?
小麦粉の種類は、灰分のテストによって測定される。
小麦粉を900℃にオーブンに入れる。
小麦粉T110はもっと灰を離れるように小麦粉T45はあまり灰を残します。
あなたは100グラム小麦粉を焼くのであれば、すべての有機物のみ廃鉱物である焼却と灰色です。
成分のほとんどは鉱物小麦殻に灰分率が大きいことであると結論付けることができるので、樹皮粉、小麦の多くを含有します。
T55小麦粉の場合は、小麦粉100グラム焼却灰0.55%を生成します。
そしてT65の場合には、0.65%の灰分が得られます。
通常の国で販売されている小麦粉はT55とT65です。』

tipo55:t55には0.55%の灰分が含有、tipo65:t65には0.65%の灰分が含有されていると記載されているはずです。
これはやっぱりフランスの小麦粉と同じ分類、つまり「江別製粉 ハードブレッド専用粉」で代用出来るかもしれません。

ちなみに、タイプERという通称みたいで、製品の特徴を見てわくわくしております。
http://www.cuoca.com/item/012206.html?pid=012206&transactionid=95004896c39a0e02b0ac378deb29ba3f89da4aae#_tab01
これでcarcaças作ったら、かなり本物の味に近くなって、美味しそう!!

早速、次の休みに買いに行って試してみたいと思います。

そんな訳で、次回につづく。

130711.jpg
残り一袋になった、ポルトガルの小麦粉さん。